主人公の半田清舟(はんだせいしゅう)は書道家ですが、自身の作品を「まるで教科書の見本のようでつまらない」というようなことを書道界の重鎮にいわれ、逆切れして殴り飛ばしてしまいます。彼は父に「人間性を取り戻してこい」と長崎県の五島列島に送られ、そこで生活するようう言われます。
彼がそこで見たのは東京とは全く異なった自然豊かな田舎町だったのです。彼はそこで島の住人達と衝突しながらも人間性を獲得していきます。
初めに引っ越してきた清舟の部屋に忍び込んでいた小学一年生の少女、琴石なる(こといしなる)は見た目が完全にわんぱく少年だったので少女とは気づきませんでした。その友達の久保田 陽菜(くぼた ひな)とは大の仲良しです。
山村 美和(やまむら みわ)と新井 珠子(あらい たまこ)は島の中学生で清舟に書道を教えてくれるように頼みこみます。
個性的な人間だけでなく、五島列島には豊かな自然があります。主人公は満天の星空を見たり、魚釣りに行ったりと田舎ライフを満喫します。見ててとてもうらやましいです。
このような個性的な面々とのかかわりや東京ではできないような貴重な経験を通して清舟は人間性を取り戻していきます。
この作品のおすすめは何といっても方言がたくさん盛り込まれていることです。
例えばアニメ第5話「うんにおえぎいっ」はどんな意味でしょうか?「ばらかもん」を見たことない人は全く分かりませんね。答えは実際に見て確かめることができます!
それぞれの話の題名も方言となっているので、全部覚えれば長崎弁に詳しくなれるかもしれませんね!
また五島列島の郷土料理「このもん」というとても美味しそうな食べ物が出てきます。「このもん」は漬物のようなものだそうです。大根を干して、砂糖多めの独特な漬け汁で漬けた食べ物で、清舟がタッパー全て食べきってしまっていたようにクセになる味わいだそうです。
このアニメを見終わったころには必ずあなたも五島列島に行きたくなるはずです!
実際に自分は「聖地巡り」と称して五島列島に行ってきました!アニメ以上の自然は心の奥底にある古代の記憶を呼び覚ましてくれるかのようでした。これが半田清舟の見た景色だと思うとなんだかとても感動しましたね。また機会があったら行きたいと考えています。
書道界の重鎮を殴り飛ばした人間性のない半田清舟は人間性を獲得し東京へ帰ることはできるのでしょうか?ぜひ見てみてください!